国際結婚

国際カップルは普段どんな言語を使ってる?英語力が不安でも大丈夫?

国際結婚していると、よく聞かれる定番の質問があります。

普段はどの言語を使っているんですか?



たしかに、母国語が違う相手と毎日話すのは、想像しにくいですよね。

「自分の英語力で大丈夫なのかな?」と不安に思う方も多いと思います。


私はニュージーランド人の夫・ジャピと交際14年、結婚して6年になります。

この間に、英語と日本語のバランスをどう取ってきたか、そしてどんな工夫をしてきたかを、実体験を交えてお伝えします。

(※私自身の経験は「英語×日本語」に限られますので、そのケースに絞ってお話しします。)



国際カップルのリアルな言語事情とは?

一般的なパターン

国際カップルの会話スタイルは、大きく分けてこんな3つがあります。

  • 日本語メイン + 英語少し
  • 英語メイン + 日本語少し
  • ミックス(半々くらい)


私の周りで知っている国際カップルは10組ほどいますが、そのうち半分以上は「英語メイン + 日本語少し」。

次に多いのが「ミックス(半々)」で、「日本語メイン + 英語少し」は少数派でした。

ばゆぴ
ばゆぴ

やっぱり英語メインのカップルが多いんですよね。

生活の場面で使えるメリットは、日本語よりも英語の方が圧倒的に大きいからかなと思います。


自分たちの場合

私たちの場合はミックス(半々)です!

といっても、常に50:50というわけではなく、状況に応じて自然に使い分けている感じです。

例えば、日常会話は日本語が多めです。

日本語は語順が自由で、短い言葉でも通じやすいので、気楽に話せるんですよね。

さらに、発音を気にする必要がないのも大きなポイントです。

ばゆぴ
ばゆぴ

“What time do you want to take a bath?” って言うよりも、“いつお風呂入る?”の方がずっとシンプルに言えますね。

また、発音にツッコミが入ることを恐れて日本語に逃げてしまいます(笑)




逆に、読み書きは英語率高めです。

カレンダーに予定を書くときや、家計簿など家に関するドキュメントは英語メインで書かれています。

ばゆぴ
ばゆぴ

やはり漢字を覚えるハードルは高いようです。


英語力はどのくらい必要?

日常会話には中学・高校レベルの英語力があればOK

日常会話に必要な語彙数は、およそ3000語と言われています。

目安としてよく紹介されるのは、TOEICなら500〜700点、英検なら2級レベル。

つまり、特別にネイティブ級を目指さなくても、学校で習った英語があれば十分対応できるということなんです。

ばゆぴ
ばゆぴ

中学・高校のときの教科書を見返すだけでも基盤が作れるということですね!


英語力が必要になる場面

家族・友人との会話

パートナーが日本語を話せても、その家族や友人が日本語を理解できるケースは極めて稀。

紹介されたときに英語が全くできないと、会話に入りにくく孤立してしまうリスクがあります。

ばゆぴ
ばゆぴ

みんなが笑ってるのに、何の話かわからない疎外感...結構メンタルやられます...(泣)


旅行先

パートナーの母国へ旅行や里帰りをする場合、ホテルやレンタカーの手配などが必要になってきます。

英語ができないからと全部をパートナーに任せてしまうと、相手に負担が集中して不満につながる可能性も。

ばゆぴ
ばゆぴ

なんでボクばっかりって思われてそう...


公共サービス・職場

もしパートナーの母国で暮らすことになれば、銀行口座の開設や運転免許の取得など、生活に欠かせない手続きはすべて英語。

さらに、仕事を探すときも英語ができるかどうかで選択肢が大きく変わります

ばゆぴ
ばゆぴ

英語が話せるだけで、“生活できるかどうか”がガラッと変わります。


言語トラブルの実例

ここからは、私たちが実際に経験したトラブルをいくつか紹介します。

ニュアンスの理解不足

ここからは、私たちが実際に経験した“言葉のすれ違いトラブル”を紹介します。

ある日、私がとても疲れて「一人になりたいな」と思い、ついジャピに

“Leave me alone.”

と言ってしまったことがありました。

ところがジャピは大激怒。

話を聞いてみると、このフレーズは単なる「一人にして」ではなく、「あっち行け!」「もう話したくない!」のような、強めな表現なんだそうです。

この場合は、“Give me some space.”(少し距離を置かせて) と言うのが適切とのこと。

ばゆぴ
ばゆぴ

英語圏の中でも地域によってニュアンスは変わってくるのかもしれないけど、ジャピには傷つく言葉だったようです….ジャピ、ごめんね!


「察して」が通じない

別の日、会話の流れで「犬が好き!」と言ったら、ジャピに「誰が?」と返されました。

「そんなの私に決まってるでしょ!」と心の中でツッコミつつ、少しムッとしてしまいました。

日本語は「察する文化」が強く、主語や目的語を省きがち。

でも英語圏ではそういう暗黙の了解がないので、すべて言葉にしないと誤解されやすいのです。

ばゆぴ
ばゆぴ

日本語の感覚で話していると「なんで分からないの?」と思ってしまうけど、文化の違いを理解して話さないと誤解のもとになるんですね。


私たちの解決方法

ステップ1 :まず確認する

  • 「今の〇〇って、どんなニュアンスで言った?」
  • 「私の理解はこうなんだけど、合ってる?」

ステップ2: 誤解があれば、その場で言い換える

  • 「攻撃したい意味じゃなくて、"少し距離を置きたい"のつもりだったよ。」
  • 「日本語では主語を省略しがちだから、"好き"は私がってことだよ。」

ステップ3:感情が高ぶったら、時間を置いてから再トライ

ばゆぴ
ばゆぴ

その場で難しければ、少しクールダウンしてから改めて話すようにしています。
結局は「お互いに理解できたか」が肝心なんですよね。


まとめ

私は国際結婚を通して、大事なのは言語スキルそのものではなく、相手を理解しようとする気持ちだと学びました。

言葉が完璧でなくても、話し合いを重ね、工夫したり補い合ったりすれば十分にやっていけます。

もちろん、言語スキルを高めれば選択肢はぐんと広がります。 だからこそ、「自分がどんなふうに生きたいか」に合わせて、必要なレベルを目指してみてくださいね♫

  • この記事を書いた人
とぼけた顔の女性

ばゆぴ

はじめまして、ばゆぴです。 NZ人の夫との国際結婚の日常を漫画と文章でゆるっと発信中。

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